May 21, 2018

小満6

ポスト @ 10:54:31 | エッセー
今朝も、多摩地域は、晴れています。
うすい青空です。
きのうより、やや雲が多い朝です。

朝から、太陽が、照っています。
やさしい日光が、そそいでいます。
弱すぎず、強すぎない、日の光です。
やわらかな初夏の日射しです。

暦の上では、きょうから、小満(しょうまん)です。
5月5日の立夏より16日を「小満」と呼び、「万物(ばんぶつ)次第に長(ちょう)じて満(み)つる」意味だそうです。
この時季は、蚕(かいこ)が起きて、桑(くわ)の葉を食(く)う季節らしいです。

ウグイスが、きょうも近くで鳴いてくれます。
これほど、あたりの空気を爽やかにしてくれるものは少ないでしょう。
鬱陶(うっとう)しい気分も、いっぺんに晴れます。

白い雲が、だんだん、うすくなっています。
白い小さな蝶が、楽しそうに、舞っています。
青葉、若葉が、青空に映えます。
5月の「小満」のころは、年間を通じて、最も好い季節かもしれません。

今朝の東京の日の出は、4時32分、日の入りは午後6時43分です。
今では昼間が、14時間11分。2月5日の立春のころは、10時間33分でした。
3時間半も、昼が長くなっています。

「山葵田(わさびだ)に小満の水余りけり」(鈴木しげを)
「小満のみるみる涙湧く子かな」(山西雅子)
「小満や一雨ごとに森ふとる」(山下静湖)

May 20, 2018

柘植の花4

ポスト @ 11:02:05 | エッセー
今朝(けさ)は、よく晴(は)れています。
すばらしく美(うつく)しい青(あお)です。
昨日(きのう)までの青とは、やや違(ちが)います。
まっ青(さお)な美しい空(そら)です。

朝(あさ)から太陽(たいよう)が照(て)って、います。
初夏(しょか)の日光(にっこう)が注(そそ)いで、います。
美しい日の光です。

柿(かき)の若葉(わかば)、葡萄(ぶどう)の青葉(あおば)が輝(かがや)いて、います。
どれを見ても、すばらしく美しい緑色(みどりいろ)です。
柘植(つげ)の花が咲(さ)いて、います。
いつもより、少(すこ)し早(はや)い開花(かいか)です。
小さな、小さな薄黄緑(うすきみどり)の花です。
葡萄の花のように、小さな房(ふさ)になって、います。
もう少し経(た)つと、いっせいに散(ち)り始(はじ)めます。

こういう花を見ていると、自然(しぜん)の生命(せいめい)は、優(やさし)さに満(み)ちあふれています。
自然の木(き)や草(くさ)の花々は、美しさに満(み)ちあふれています。
自然の木や草は、豊(ゆた)かさに満(み)ちあふれています。
人は、どんな時(とき)にも、ひとえに、自然の木や草の葉や花のおかげで、生きています。
自然の木や草に、どんなに感謝(かんしゃ)しても、感謝し過(す)ぎはありません。

「黄楊(つげ)の花ふたつ寄りそひ流れくる」(中村草田男
「花黄楊(つげ)や蜂おとなしく食ひこぼし」(島村元)
「うすうすと散り敷くものに黄楊(つげ)の花」(市川絹子)

May 19, 2018

蛍草

ポスト @ 10:43:00 | エッセー
今朝も、多摩地域は、曇り空です。
すでに梅雨に、入ったような天気です。
雲が多い朝です。
薄日(うすび)は射しています。
東の空は、明るいです。
湿気が高いでしょう。

狭い庭には、雑草が、ボウボウに、茂っています。
背の低い草、背の高い草、名前
を知らない草ばかりです。
薄い黄色の小さな花をつけた、わりあい背の高い草も生えています。
蛍草(ほたるそう)といわれる草のようです。

小さな柿の実が、なっています。
やわらかな白い柿の花が、実を結び始めたのでしょう。
涙が出るほど、感動します。

今朝も、ウグイスが近くで、鳴いてくれました。
他の何ものにも代(か)えがたい、絶妙な声とは、ウグイスの声です。
世の憂さも、ふっとんで、忘れられるような、美しい声です。
まことに心が洗われるような、妙なる声です。

空に雲が流れ、日が照り、風が吹き、雨が注ぎます。
草花が咲き、木に実がなり、蝶や蜂が舞い、小鳥が歌います。
地球は、広大で深遠です。
それにくらべ、人生は短いです。
80年間、地球上に生きても、3万日足らずです。
ほとんど何も見ず、聞かず、わからず、終わってしまいます。
人生は短いです。
時は過ぎます。
できる時に、できる事をしておくことでしょう。
全ては、自分の内部にある物語の実現かも知れません。
自分の頭の中にどんな物語を描くか。
外に何が起きても、自分の物語を実現しようとするのでしょう。
人生は短いです。
ほとんど何も分からないうちに、人生が終わってしまうのでしょう。

「蛍草のそのやさしさへ歩みをり」(加藤楸邨)
「鉄塔の一脚に触れ蛍草」(松本たかし)

「蛍草朝の渓流音を立て」(清崎敏郎)
「医に蘭と漢のありし世蛍草」(友岡子郷)

May 18, 2018

蝸牛21

ポスト @ 10:24:26 | エッセー
今朝も、多摩地域は、よく晴れています。
青空は、うっすらと見えます。
雲が多い朝です。
日は射しています。

きょうも、暑い日になりそうです。
湿気が多い日です。
蒸し暑さを感じます。
急に暑くなって、体調を調節しなければなりません。

蝸牛(かたつむり)がいるよ」と家族が叫びました。
藤の木の幹の間に、中くらいの蝸牛が1匹、じっとしています。
例年より早く、蝸牛を目にしました。
心が救われたように、ほっとしました。

ウグイスが近くで、鳴いてくれています。
まことに、この上ない妙なる声です。
心が洗われるような、美しい声で鳴いてくれます。

白い小さな蝶が1匹、舞ってきました。
白いマーガレットの花の黄色の芯に、ちょっと止まりました。
熊蜂のような蜂も1匹、葡萄(ぶどう)の小さな小さな花の房に、飛んで来ました。
何か甘い匂いがするのでしょうか。
蝶や蜂や蝸牛のような小動物や、ウグイスのような小鳥がいてくれて、素晴らしい地球です。

「でで虫の葉の裏に居る重さかな」(渡辺啓二郎)
「でで虫の渦にはじまる宇宙かな」(中島玄一郎)

「幾山河越えて陽のさすかたつむり」(鍵和田秞子)
「這はざれば石の類(たぐい)よ蝸牛」(東良子)

May 17, 2018

夏の蝶7

ポスト @ 11:50:03 | エッセー
今朝も、多摩地域は、晴れています。
雲が多い朝です。
青空は、見えません。

薄日(うすび)は、あります。
きょうの朝の気温は、摂氏20度近くありました。
日中の気温は、28度くらいに上がるようです。
きのうも、真夏のような気温でした。
天気の変化に、体調の調節が難しくなります。

柿(かき)の若葉、葡萄(ぶどう)の青葉が、あざやかです。
楓(かえで)の若葉や欅(けやき)の若葉が、美しいです。
小鳥が忙しく鳴いています。

蝶(ちょう)が舞ってきます。
夏の蝶です。
美しい色と模様のある揚羽(あげは)蝶も、舞ってきます。

葡萄の葉に、蜂(はち)が舞っています。
蝶も蜂も、色も姿も、美しいです。

「夏蝶や歯朶(しだ)ゆりて又雨きたる」(飯田蛇笏)
「ふらふらとカメラに入りぬ梅雨の蝶」(本田晶子)

May 16, 2018

昼顔12

ポスト @ 10:11:36 | エッセー
今朝も、多摩地域は、よく晴れています。
美しい青い空が、ひろがっています。
雲は、白い雲です。

朝から、太陽が、かがやいています。
やわらかな日光が、そそいでいます。
美しい初夏の光です。

雑草の中に、昼顔(ひるがお)の花が、咲いています。
淡い紅色の朝顔に似た、美しい花です。
この時季に、かならず咲いてくれる、美しい花です。

青い空も、白い雲も、明るい日の光も、この上ない美しい自然です。
柿の青葉も、ぶどうの蔓(つる)も、かえでの若葉も、この上ない美しい自然です。
どくだみの十字の花も、クローバーの白い花も、ざくろの朱色の花も、昼顔の花も、この上ない美しい自然です。
こういう自然の中で、自然の移り変わりとともに生きるのは、この上ない幸いです。

「うち日さつ宮(みや)の瀬川(せがは)のかほ花(ばな)の 恋ひててか寝(ぬ)らむ昨夜(きそ)も今夜(こよひ)も」(万葉集巻十四3505)
「美夜自呂(みやじろ)のすかへに立てる貌(かほ)が花 な咲き出(い)でそね隠(こ)めて偲(しのば)む」(万葉集巻十四3575)(註)すかへ=砂丘。

「昼がほや日はくもれども花盛」(沾圃 続猿蓑)
「ひるがほや雨降りたらぬ花の貌」(智月 炭俵)

May 15, 2018

薫風4

ポスト @ 10:24:48 | エッセー
今朝も、多摩地域は、よく晴れています。
青い空です。
美しい青です。
雲は,霞のような、薄い白い雲です。
朝から、太陽が照っています。
初夏の日光が、そそいでいます。

葡萄(ぶどう)の若葉、柿(かき)の青葉が、輝いています。
青葉、若葉が、あざやかです。
風が薫るような季節です。
すばらしい天気です。

蝶が舞ってきます。
夏の蝶です。
小さな蝶と、中くらいの蝶です。

「青のりに風こそ薫れとろろ汁」(蕪村 落日庵)
「耳目肺腸(じもくはいちゃう)ここに玉まく芭蕉庵」(蕪村 洛東芭蕉庵落成の日 落日庵)
(註)玉まく芭蕉=初夏のころ、堅く巻いた新葉を生じ、やがて伸びほぐれて葉を広くひろげる。蕉翁の俳諧精神のすべてをこの芭蕉の葉に包み込んで、芭蕉庵が完成した。(蕪村全集、講談社)

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