春めく10

今朝も、晴れています。
西も東も、雲が多い朝です。
青空は、ほとんど見えません。
薄日(うすび)は射してきそうです。

紅梅の花が、いっぱい、咲いています。
白梅の花も、ちらほら、咲き出しました。
梅の花は莟(つぼみ)が、まことに美しいです。
梅の花が咲く列島は、美しいです。

外気は、まだ冷たいです。
天気は、どこか春めいて来ました。
だんだん春になっていきます。
眼白(めじろ)が1羽、蜜柑(みかん)の実を見に、やって来ました。
皮だけ、と思って、どこかよそに去っていきました。
文句もいわず、美しい小鳥です。
鵯(ひよどり)も1羽、やって来ました。
皮だけの蜜柑をつついて、どこかに去りました。
美しい小鳥たちです。

「春めきしこの一夜(ひとよ)さに梅もやと こころうごけば書(ふみ)読みがたし」(左千夫 春来 明治42年)
「おほかたのさもあらばあれ 紅梅(こうばい)は朝日の映えに見るべくあるらし」(左千夫 紅梅 明治42年)

「紅梅に春なほ寒き あさなあさな容(かたち)づくりもいたづらにして」(左千夫 紅梅 明治42年)
「たそがれの月にかなへる白梅(しらうめ)に 夜(よ)はゆづりけり紅梅の花」(左千夫 紅梅 明治42年)

「人のするほうほけ経も梅の花」(一茶 七番日記 文化十年二月)
「湯けぶりにせっつかれて咲く梅の花」(一茶 七番日記 文化十年二月)