白梅18

今朝も、多摩地域は、よく晴れています。
青い空です。
雲は、霞(かすみ)のような薄い白い雲です。
遠い山々も、霞んでいます。

朝から、太陽が、かがやいています。
ありがたい日の光が、そそいでいます。
あたたかな日の光です。
おだやかな春の光です。

ようやく>白梅(しらうめ)の花が、ひらきはじめました。
まだ咲きはじめたばかりです。
美しい白い小さな花が、二三輪です。
すばらしい、感動するばかりです。

紅梅は、たくさんの花がひらいています。
数えると、四十も、五十も、花が咲いています。
すばらしい、感動するばかりです。

やさしい日の光が、梅の花のやさしさを引きだすのでしょう。
やさしい梅の花は、人の心をやさしさを引きだすのでしょう。
人の心のやさしさは、また別の人の心のやさしさを引きだすのでしょう。

やさしい日の光に始まり、やさしい草や花に伝わり、やさしい人の心にも伝わります。
まことに、やさしさこそ、生きている全てのものから、全てのものに、伝わるのでしょう。
人のやさしい心から、人のやさしい心に、伝わるのでしょう。
すばらしい、感動するばかりです。

「梅花垣ねに匂ふ山ざとは 行きかふ人の心をぞみる」(賀茂成助 山家梅花をよめる 後拾遺集春)
「春はただわが宿にのみ梅咲かば かれにし人も見にときなまし」(和泉式部 後拾遺集春)

「我が宿の垣ねの梅のうつりがに 独りねもせぬ心ちこそすれ」(よみ人しらず 山里に住み侍りけるころ梅花をよめる 後拾遺集春)
「わが宿の梅のさかりにくる人は おどろくばかり袖ぞにほへる」(前大納言公任 題しらず 後拾遺集春)

「梅咲くや黒板塀の曲り角」(子規 明治27年)
「梅咲くや瑞光殿の鈴の音」(子規 明治27年)

「鍋提げて梅折る里の女かな」(子規 明治27年)
「道狭く梅さげて行く女あり」(子規 明治27年)

「春もやや気色(けしき)ととのふ月と梅」(芭蕉