石楠花13

今朝も、多摩地域は、よく晴れています。
青い空が、ひろがっています。
霞(かすみ)のような薄い白い雲です。
朝から、太陽が、かがやいています。
やわらかな日光が、そそいでいます。
気温は、例年より、やや高めです。

石楠花(しゃくなげ)の花が、咲きはじめました。
濃い紅色の大きな花です。
数えると、すでに30個も、咲いています。
伊豆天城からの豪華な花です。

気がつくと、やや赤い楓(かえで)の芽も、出ています。
若い欅(けやき)の芽も、出ています。
薄紫色の著莪(しゃが)の花も、咲いています。
みんな一緒に、地球に乗って、一年かけて、太陽の周りを回っています。
おだやかな春の日です。

「石楠花(しゃくなげ)によき墨とどき機嫌よし」(杉田久女
「石楠花(しゃくなげ)や姉妹に繊(ほそ)きをんな偏(へん)」(河野多希女)
「石楠花(しゃくなげ)の一蕾(いちらい)もなきまつ盛り」(浜口はじめ)

連翹10

今朝も、多摩地域は、晴れています。
青い空です。
白い雲です。
霞のような雲も、出ています。
朝から、太陽が、かがやいています。
やわらかな春の日光です。
やや風があります。
気温は、きのうより低いです。

外に出ると、連翹(れんぎょう)の花が、咲いています。
細い枝に、黄色の小さな花が、つらなって開いています。
美しい華やかな黄色の花です。
連翹も、一緒に、地球に乗って太陽を回っています。

「連翹や紅梅散りし庭の隅」(子規 明治33年)

「連翹や机辺まどろむ旅の夢」(水原秋櫻子 蓬壷 昭和33年)
「連翹の庭駆け過ぎし雉子のあり」(水原秋櫻子 殉教 昭和40年)

初蝶6

今朝も、多摩地域は、よく晴れています。
朝から、太陽が照っています。
やや暑いくらいの日光が注いでいます。
気温は、グングン上がっています。
摂氏25度を超えそうです。

白い小さな蝶が、舞ってきました。
今年の初めて見る初蝶(はつちょう)です。
美しい、まことに美しい蝶です。
色々な草の小さな花をつついています。
今年もよろしくと、挨拶しているのかもしれません。

この小さな生き物に、今年も会えたことが、うれしいです。
去年、会った同じ蝶ではないかもしれませんが。
やはり一緒に、一年かけて、地球を回っていたのでしょう。

ウグイスの美しい声が聞こえます。
美しい、まことに美しい声です。
八重桜も蕾(つぼみ)が赤くふくらんできました。
すばらしい地球です。

「蝶とぶや上野山門あいたとて」(一茶 七番日記 文化11年)
「とぶ蝶に追い立てられつつ寺参り」(一茶 七番日記 文化11年)

「蝶小てふあはれ疲れて帰るかや」(一茶 七番日記 文化11年)
「蝶の身も業(ごふ)の秤(はかり)にかかるかな」(一茶 七番日記 文化14年)

山椒の芽8

今朝も、多摩地域は、晴れています。
青い空が、ひろがっています。
雲は、霞のような雲です。
朝から、太陽が、かがやいています。
気温も、上がっています。
日中は、摂氏20度くらいになりそうです。

桜(さくら)の花も、満開の時季です。
山椒(さんしょう)の芽も、出ています。
青い小さな葉が、日々、大きくなっています。
ギザギザの葉が、2センチ以上に伸びています。

石楠花(しゃくなげ)の花の蕾(つぼみ)が赤くふくらんでいます。
著莪(しゃが)の花も、咲きはじめています。
色々な花が咲きそろう春です。

「山椒(さんせう)の芽をたづね入る竹村(たかむら)に したごもりさく木苺(きいちご)の花」(長塚節 春季雑詠 明治38年)
 春季雑詠 明治38年)
「さながらに青皿(あをさら)なべし蕗(ふき)の葉に 李(すもも)は散りぬ夜の雨ふり」(長塚節 春季雑詠 明治38年)
「槲木(かしはぎ)の枯葉(かれは)ながらに立つ庭に 縄(なは)もてゆひし木瓜(ぼけ)あからみぬ」(長塚節 春季雑詠 明治38年)

「山椒の芽やはじめても逢ふごとし」(井沢正江)
「ふっとふるさとのことが山椒の芽」(山頭火 旅心)

初音13

今朝も、多摩地域は、晴れています。
青い空です。
白い雲が浮かんでいます。
霞がかった春の雲です。
遠い山々が霞んでいます。
春の天気です。
朝から、太陽が、かがやいています。
やわらかな日光が、そそいでいます。
春の日光です。

きのう午後、この近辺で、鶯(うぐいす)の声が聞こえました。
今年の初めて聞いた鶯の声です。
美しい声に、感動しました。
去年より、早い時季の初音(はつね)です。
今年も、鶯を聞けたことを非常にうれしく思います。
この時季に、日本列島に生きていること、鶯の声を聞けたことを感謝します。

「あしひきの山谷越えて 野づかさに 今は鳴くらむうぐひすの声」(万葉集巻十七3941)
「うぐひすの鳴き散らすらむ 春の花 いつしか君と手折(たを)りかざさむ」(万葉集巻十七3966)

「この梅に牛も初音と聞きつべし」(芭蕉
「鴬にほうと息する山路かな」(嵐雪
「鴬の声遠き日も暮れにけり」(蕪村

山吹の花14

今朝も、多摩地域は、晴れています。
青い空です。
西にも東にも、白い雲が見えます。
朝から、太陽は、かがやいています。
薄日(うすび)は、射しています。
やさしい春の光です。

山吹(やまぶき)の花が、咲き始めました。
美しい山吹色の小さな花が、たくさん咲いています。
万葉の時代から、愛された山吹の花です。
うれしさで、いっぱいになります。
桜の花も、山吹の花も、去年より、10日も早く咲きました。
美しい早い春の訪れです。

桜の花も、山吹の花も、見る人の免疫力を上げてくれます。
すばらしい花の力です。
お花見は、見る人のホメオスタシスを高めてくれます。

「うぐひすの来鳴く山吹 うたがたも 君が手触れず花ちらめやも」(万葉集巻十七3968)
(註)うたがたも=まさか。
「山吹の茂み飛び潜(く)く うぐひすの 声を聞くらむ君はともしも」(万葉集巻十七3971)

「山吹の三ひら二ひら名残かな」(阿波野青畝
「山吹に山の日ざしの惜しみなく」(清崎敏郎

楓の芽7

今朝も、多摩地域は、よく晴れています。
青い空が、ひろがっています。
雲は、うすい霞です。
遠い山々は、ぼんやりとしか見えません。

朝から、太陽が、輝いています。
やわらかな日の光です。
春の光です。
気温も、だんだん上がっています。

楓(かえで)の芽が、ほころびています。
楓の芽の色は、新鮮な色です。
赤芽というか、茶芽というか、難しいです。
美しい春の芽です。
山椒(さんしょう)の若い芽も、出てきました。
山椒の芽は、やわらかな小さな緑です。
美しい春の芽です。

「雨後(あめあと)の黒土(くろつち)にあるひびわれは 生ひ出くる種子(たね)の擡げゐるならむ」(木下利玄 雑木の芽 紅玉)
「せせらぎの朽木越ゆるに ふくらまり 水(み)の面(も)にしわみふるへてゐるも」(木下利玄 雑木の芽 紅玉)

「楓の芽ほぐるる一喜一憂に」(馬場移公子)
「血の通ひ始めたる色楓の芽」(斎藤利枝子)

土筆9

今朝は、晴れています。
青い空が、見えます。
美しい青い空に、ほっとします。
西にも東にも、白い雲があります。
いつもより、やや多い雲です。
薄い日の光は、射しています。
春の光です。
もう遠い山々は、見えません。

散歩に出ると、ご近所の庭に、土筆(つくし)が生えています。
いつも土筆が生える土です。
色も姿も、好い土筆です。
やはり、うれしくなります。
今年も、土筆が生えてくれたか、と感動します。

山椒(さんしょう)の小さな芽が、出てきました。
美しい青い芽です。
やはり、うれしくなります。
楓(かえで)の芽も、出てきました。
やや茶色の小さな芽です。
やはり、うれしくなります。
これらの草木に支えられて、ここに50年間、健康に生きています。
これらの草木に感謝します。
きょう東京は、桜が満開ということです。

「村へ戻らぬ誰彼れよ土筆(つくし)」(碧梧桐 八年間 大正6年)
「土筆(つくし)ほうけて行くいつもの女の笑顔」(碧梧桐 八年間 大正6年)

「板の間に打ち開けた土筆あるじが坐る」(碧梧桐 八年間 大正6年)
「土筆見て巡査かんがへ引き返す」(加藤楸邨 流離抄 野哭 昭和21年)

椿16

今朝は、多摩地域は、晴れています。
雲が多い、朝です。
西には、白い雲にまじって、灰色の雲が、あります。
東には、灰色の雲が、やや多いです。
薄日(うすび)が、射してきました。

気がつくと、椿(つばき)の花が、落ちています。
椿の木を見ると、桃色の椿の花が、かなり咲いています。
花びらが重(かさ)なった、重(おも)そうな美しい花です。
なんと自然は、多彩(たさい)かと思います。
一つひとつの花は、みんな、色も形も違います。
みんな、それぞれが豊かな色彩と優しい花びらです。

藤(ふじ)の芽も、ふくらんでいます。
八重桜(やえざくら)の芽も、ふくらんでいます。
楓(かえで)の芽も、ふくらんでいます。
石楠花(しゃくなげ)の蕾(つぼみ)も、ふくらんできました。
みんな、まだ生きているな、と、うれしくなります。

日本列島は、しょっちゅう、どこかで、地震、津波、噴火と、天災も多いです。
山も川も多く、海に囲まれています。
それが、自然は起伏に富み、多彩と豊かさを生んだのでしょう。
自然の旬(しゅん)の恵みをもたらします。
日本人の生き方は「今ここ」です。
天災が多く、自然の恵みが豊かなせいでしょう。
日本文化も「今ここ」でしょう。
宗教も、八百万の神です。
何もかも単一ではありません。
多様な起伏に富み、天災が多く、自然の恵みが豊かなせいでしょう。
すばらしい列島です。

「信濃(しなの)なる諏訪(すは)の湖辺(うみべ)に堀り出でし この古き甕に椿はふさふ」(若山牧水 甕の椿 くろ土)
「大枝を投挿(なげざし)にせる葉をしげみ 籠りてぞ咲く甕の椿は」(若山牧水 甕の椿 くろ土)

「戸の明けて椿の見ゆる掃除かな」(北枝
「藪椿いさかいもまた絆かな」(穴井太)

春分5

今朝も、多摩地域は、雨です。
まだ、シトシト、雨が降っています。
春の雨です。
外気は、かなり冷たいです。

きのうは、春分の日で、春の雪が降りました。
多摩地域では、3センチくらい積もって、白くなりました。
きょうの雨は、雪にはならないでしょう。
これから、空は晴れてくるかもしれません。

このごろは、朝、6時前には日が出ます。
昼間の時間が、12時間を超えます。
これから、だんだん、日が永くなるでしょう。

白木蓮(はくもくれん)の白い大きな花が、たくさん咲いています。
黄水仙の花も、咲いています。
黄色の山茱萸(さんしゅゆ)の花も、咲いています。
みんな美しい早春の花です。

「ま向(むか)ひの峠の上も萌えいでて 雪のこる際(きは)まで青くなりたり」(土屋文明 雪と若萌 ゆずる葉の下)
「虎杖(いたどり)の太き古(ふる)からの 倒(たふ)れ居るところを見れば 赤き芽立てり」(土屋文明 雪と若萌 ゆずる葉の下)

「降りつづく弥生半となりにけり」(虚子
「春分のおどけ雀と目覚めたり」(星野麥丘人