春隣り5

今朝も、多摩地域は、晴れています。
青い空です。
雲は、霞(かすみ)のような、うすい雲です。
春隣り、の気分です。

朝から、太陽が、かがやいています。
やわらかな日光が、燦々(さんさん)と、そそいでいます。
ありがたい日の光です。

外気は、冷たいです。
遠い丹沢の山々も、ぼんやりして見えます。
春隣り、の気分です。

紅梅は、四五輪の花に増えています。
なんとも美しい花です。
白梅は、まだ蕾(つぼみ)です。
なんとも美しい蕾です。
春隣り、の気分です。

「啼きすます小鳥は一羽 あたりの木ひかりしづまり 小鳥は一羽」(若山牧水 大正7年)
「水色の羽根をちひさくひろげたり と見れば糞(ふん)は落ちはなれたり」(若山牧水 大正7年)
「手にとらばわが手にをるて啼きもせむ そこの小鳥を手にも取らうよ」(若山牧水 大正7年)

「子のこゑも小鳥のこゑも春隣」(森澄雄 白小)
「膳所にをり雀のこゑも春隣」(森澄雄 花間)
「暮れ空に小豆色時春隣」(森澄雄 四遠)

炬燵5

今朝も、晴れてはいます。
雲が多い、朝です。
西にも東にも、うすい白い雲が、あります。

薄日(うすび)は、あります。
ときどき、雲が切れて、日の光が、射してはきそうです。
外気は冷たい、朝です。
まだまだ寒さは、続きます。

足が冷えます。
足用の炬燵(こたつ)が手放せません。
少しでも、温まれば、しのげます。
三寒四温を待つばかりです。

「爐のほとり半跏(はんか)を組みてもの思(も)へば 胸にも起き松風の音」(吉井勇 爐辺の歌 遠天)
「いづこにか大事(だいじ)や起る ふと聴けば爐の釜鳴りのただならなくに」(吉井勇 爐辺の歌 遠天)

「寒き夜の爐端に思ふ このごろや求むるところ何ものもなし」(吉井勇 爐辺の歌 遠天)
「爐といへば土佐の深山(みやま)の古庵(ふるいほ)の 寒燈(かんとう)いまもありやなしや」(吉井勇 爐辺の歌 遠天)

「寒げやと思ひてしばし見まもりぬ 夜の爐の火にかざす妹が手」(吉井勇 爐辺の歌 遠天)
「爐辺にゐてまさしく感ず むかし見し弥勒菩薩(みろくぼさつ)の御手(みて)のぬくみを」(吉井勇 爐辺の歌 遠天)

「思ふ人の側(そば)へ割り込む炬燵かな」(一茶 寛政句帖)
「忍び来て母にあふ夜のこたつかな」(一茶)
「南天よ炬燵やぐらよ淋しさよ」(一茶)

春近し5

今朝は、よく晴れています。
青い空が、ひろがっています。
まことに、美しい青空です。
何か声を上げて、叫びたいような、清々(すがすが)しい気分です。

朝から、太陽が、かがやいています。
あたたかな日光が、燦々(さんさん)と、そそいでいます。
水にも土にも空気にも、すべての物への、天の恵みです。
雲は、うすい白い霞(かすみ)か靄(もや)のようです。
遠い丹沢の山々が、ぼんやり見えます。

この日の光は、すべての生き物に、春近し、と教えてくれます。
草も木も、鳥も虫も、人も、春が近い、と知ります。
まことに、すばらしい日の光です。
しばらく、何も考えず、この日の光に、あたっていましょう。

免疫力が、豊かになるような感じがします。
まことに、ありがたい日の光です。
紅梅(はくばい)の花は開いて、白梅(しらうめ)の蕾(つぼみ)も、ふくらんで、います。
春近し、と感じる日の光です。

「紅梅の花にふりおけるあわ雪は 水をふくみて解けそめにけり」(赤彦 初春 大正11年)
「暖くすがしき朝や 靄(もや)だてる枯木林に日のあたりつつ」(赤彦 初春 大正11年)
「春の雨はれてすがしきこのあした 目に立つ草のみどりさへなし」(赤彦 初春 大正11年)

「湖に春に近さの帆ありけり」(松根東洋城
「仲見世や櫛簪(くしかんざし)に春近し」(長谷川かな女
「春近し時計の下に眠るかな」(細見綾子

霜の夜6

今朝は、曇り空です。
青空は、見えません。
うすい灰色の雲が、おおっています。
太陽は、顔を出していません。

外気は、冷たいです。
今にも雪が、ちらつきそうな気配です。
冷たさは、手がかじかむほどです。
日光が、あるかないかで、冷たさが大変に違います。

昨夜は、寒い霜の夜でした。
しんしんと、朝方まで冷え込みました。
今朝は、霜柱が、立っています。
歩くと、ジャリジャリと快い音がします。

紅梅は、少し花が開いています。
蕾(つぼみ)は、たくさん、あります。
まだ白梅は、花が咲きません。
蕾(つぼみ)のまま、じっとしています。
梅の蕾(つぼみ)は、美しいです。
地球は、梅だけでも、美しい極楽浄土です。

「霜の降るひびきかと耳を澄ませども 夜気凝(こご)るがにもの音もせず」(吉井勇 冬夜沈吟 天彦)
「夜ふかく音なく降るは霜ならむ 炭継ぎ足して耳を澄ますも」(吉井勇 冬夜沈吟)

「念仏(ねぶつ)より欠(あくび)たふとき霜夜哉」(凡兆
「ひだるさに馴(な)れてよく寝る霜夜かな」(惟然

春を待つ9

今朝も、晴れています。
美しい青い空です。
雲は、見あたりません。
風も、ありません。

朝から、太陽が、かがやいています。
美しい日の光です。
何ものにも代えがたい日の光です。
ありがたい日の光です。

今朝も、多摩地域の気温は、氷点下でした。
外の空気は、まだ冷たいです。
遠い丹沢の山も、頂は白く見えます。
どこか男らしく見えます。
美しい山の姿です。

春を待つしかありません。
紅梅は、ちらほら、咲いています。
美しい紅梅の花です。
白梅の花は、まだです。
白梅も紅梅も、小さな蕾(つぼみ)は、美しいです。
おだやかな春を待つ朝です。

「山里の垣根の梅は咲きにけり かばかりこそは春もにほはめ」(天台座主明快 千載集冬)
「春までの命も知らず 雪のうちに色づく梅を今日かざしてむ」(六条院御歌 風葉集)

「真白き障子の中に春を待つ」(松本たかし
「時計時を刻みつつあり春を待つ」(虚子
「時ものを解決するや春を待つ」(虚子 五百句 大正3年)

冴ゆ7

今朝も、多摩地域は、晴れています。
冷たい空気の朝です。
青い空です。
白い雲が、浮かんでいます。
美しい冬の空です。

太陽が、朝から、かがやいてくれています。
やわらかな日の光が、そそいでくれています。
まことに、ありがたい日の光です。
遠い山も、くっきり見えます。

しんしんと、凍るような夜でした。
冴(さ)ゆるような夜明けでした。
夜明けの気温は、氷点下5度くらいでしょう。
手が、かじかむような外気です。

白梅の蕾(つぼみ)が、ふくらんでいます。
うすい桃色のような小さな蕾です。
紅梅の蕾も、たくさん、あります。
きょうも、まだ二三輪しか、ひらいていません。
紅梅も白梅も、まことに美しい小さな蕾です。

「さえこほる雲は晴れゆく朝あけの 日影にみがく雪の山の端」(一条内大臣 朝雪 玉葉集冬)
「今朝見れば遠山しろし 都まで風のおくらぬ夜半の初雪」(中務卿宗尊親王 冬の歌の中に 玉葉集冬)
「見渡せば明けわかれゆく雲まより 尾上ぞしろき雪の遠山」(賀茂久世 玉葉集冬)

「冴ゆる夜や女ひそかに剣習ふ」(子規 明治30年)
「凍え死ぬ人さへあるに猫の恋」(子規 明治31年)

「凍えたる手をあぶりけり弟子大工」(子規 明治32年)
「凍えたる指のしびれぞ凧の糸」(子規 明治32年)

蠟梅

今朝も、よく晴れています。
青い空です。
雲は、見あたりません。
遠い丹沢の山々も、頂きが雪で白くなっています。
いつもより、威風(いふう)堂々(どうどう)として見えます。

朝から、太陽が、まぶしく、かがやいています。
やわらかな日の光が、そそいでいます。
あたたかな日光です。
屋根に残る雪が、キラキラ、光っています。
庭の白い雪も、まだ溶けず、光っています。
雪が白く、美しいです。

ご近所の庭の、蠟梅(ろうばい)の花が、咲いています。
まことに美しい、半透明の小さな花です。
やや薄い黄色に見えます。
すばらしい梅の花です。
紅梅(こうばい)も白梅(はくばい)も、蠟梅も、梅や桜はみんな、花から咲きます。
葉が茂るのは、花のあとです。
梅が咲き出して、春は、すぐそこに、あるようです。

「匂ひくる風をしるべに尋ねばや 梅咲くやどの花のあるじを」(前大納言実為 新葉集春)
「吹く風の便りばかりの梅が香を うはの空にやたづね行くべき」(よみ人しらず 題しらず 新葉集春)

「蠟梅のひかりに未知の月日透く」(谷内茂)
「蠟梅を月の匂ひと想ひけり」(赤塚五行)

私のブログは、きょうで、ちょうど、4400回になりました。
日ごろ、お読みくださっている方々に、感謝申し上げます。

紅梅19

今朝も、多摩地域は、よく晴れています。
青い空が、ひろがっています。
美しい青です。
白い雲が、浮かんでいます。
綿のような白い雲です。
美しい白です。

朝から、太陽が、かがやいています。
やわらかな日の光が、照っています。
まだ残っている雪を溶かしています。
あたたかな日の光です。

よく見ると、紅梅(こうばい)の花が、一輪だけ、咲いています。
にわかに、うれしくなります。
紅色の小さな梅の花です。
今年も、ちゃんと、早い時季に、咲いてくれたか、と感動します。
もう一度、梅の木を見に行くと、もう二輪、開いています。
美しい梅の花に感謝します。

「白妙の色はまがひぬ 泡雪のかかれる枝の梅の初花」(法皇御製 梅をよませ給うけり 玉葉集春)
「白雪にふり隠さるる梅のはな 人しれずこそ匂ふべらなり」(貫之 玉葉集春)
「降る雪のしたに匂へる梅の花 しのびに春の色ぞみえける」(源信明朝臣 玉葉集春)

「梅の中に紅梅さくや上根岸」(子規 明治27年)
「紅梅や一町奥に薬王寺」(子規 明治27年)
「紅梅のかなた爪琴こなた笛」(子規 明治27年)

初雪10

今朝は、多摩地域は、晴れています。
あたりは、まっ白な景色です。
木々の枝も、家々の屋根も庭も、一面、まっ白です。
15センチくらいは、まだ積もっています。

今は、朝から太陽が、かがやいています。
あたたかな日光が、そそいでいます。
雪は、ぽたぽた、ぽたぽた、と解けています。
時々、どだっ、ばさっ、と、屋根や木の枝から、雪が落ちます。

きのうは、多摩地域では、昼前から、はらはら、はらはら、と雪が降り始めました。
雪はどんどん、どんどん、降り積もり、大雪になりました。
みるみるうちに、雪が積もりました。
夜には、あたり一面、20センチくらいの雪が積もりました。
雪は、こんなにも明るく美しいものか、と思うほど、明るく美しい夜でした。

きのうの雪は、この辺では、初雪(はつゆき)です。
雪は、いつ見ても、美しいです。
日の光が、美しいです。
青い空に、雪の白さが、きわだちます。
鵯(ひよどり)も、眼白(めじろ)も、やって来て、蜜柑(みかん)の実を、満足げに、啄(ついば)でいます。
まことに地球は、申し分のない美しい星です。

「春あさみ篠(すず)のまがきに風さえて まだ雪消えぬしがらきの里」(西行法師 山家集春)
「かすめども春をばよその空に実て 解けんともなき雪の下水」(西行法師 山家集春)

「はつ雪や先づ草履にて隣まで」(路通 阿羅野)
「はつ雪や内に居さうな人は誰」(其角 猿蓑)
「初雪や門(かど)に橋ある夕まぐれ」(其角 続の原)

「はつ雪を引掴(ひっつか)んだる烏かな」(一茶 七番日記 文化14年)
「はつ雪や今重ねたる菴の薪」(一茶 七番日記 文化15年)
「はつ雪やイロハニホヘト習ふ声」(一茶 七番日記 文化15年)

冬の空10

今朝は、どんより曇り空です。
一面、灰色の雲に、覆(おお)われています。
西の方も、暗い冬の空です。
東の方も、灰色の冬の空です。

外気も、冷たいです。
今にも、雪が、降って来そうな空です。
風は、ありません。
木々も、息をひそめて、じっとしています。

眼白(めじろ)も、鵯(ひよどり)も来ません。
どこか、ねぐらで、じっと、うずくまっているのでしょう。
遠くに、小さな鳥が、舞っています。
寂しい冬の空です。

「清きもの寂しきものの姿とも 冬空に立つ比叡を見たまへ」(吉井勇 比叡の冬 遠天)
「憤るにはあらねども 山の相(さう)厳しき見れば比叡すでに冬」(吉井勇 比叡の冬 遠天)

「いつとなく葡萄の国も冬の空」(飯田龍太 山の影 昭和56年)
「冬空の鴉いよいよ大きくなる」(飯田龍太 百戸の谿 昭和28年)