秋の雨20

今朝は、多摩地域も、雨が降っています。
台風が、九州に近づいている影響のようです。
関東は、激しい雨ではありません。
秋の雨です。
ときどき、バラバラ、と降ります。

風も、強く吹いていません。
気温は、低いです。
摂氏21、2度くらいでしょう。
今年は、夏も秋も、天候不順です。

朝顔の花は多く、しぼんだままです。
雨の中、うすい藍色の花の朝顔が、2、3個、ひらいています。
まことに、心が和みます。
芙蓉(ふよう)の花は、うなだれています。

柿(かき)の実は、だんだん、大きくなっています。
少しずつ、赤みを増しています。
柿の葉は、いつのまにか、少なくなりました。
雨の中、ハラハラ、散っています。
柿の実も、肌寒さを感じる秋の朝です。

「秋雨(あきさめ)のひねもすふりて夕(ゆふ)されば 朝顔(あさがほ)の花しぼまざりけり」(長塚節 ゆくりなくも宿のせまき庭なる朝顔の垣をのぞきこみて 大正3年)
「朝顔(あさがほ)の垣(かき)はみなしき 秋雨(あきさめ)をわびつつけふもまたいねてあらむ」(長塚節 十月一日、庭のあさががほけさは一つも花をつけず 大正3年)

「秋雨や蕎麦をゆでたる湯の臭い」(漱石 明治32年)
「耳の底の腫物を打つや秋の雨」(漱石 明治44年)