野蒜8

今朝も、晴れています。
朝方は、冷たい空気でした。
今は、太陽が、輝いています。
あたたかな日の光が、そそいでいます。

青い草の色が、目立つようになってきました。
畑の隅に野蒜(のびる)も、少し出ています。
強い草です。
春を感じます。

「きさらぎのちまたの泥に おもおもと石はいぐるま行くさへさびし」(斎藤茂吉 春泥 あらたま 大正5年)
「きさらぎの雪消(ゆきげ)の泥のただよへる 街の十字(つむじ)に人つどひけり」(斎藤茂吉 春泥 あらたま 大正5年)
「きさらぎのちまたの泥に佇立(ただず)める 馬の両眼(りやうがん)はまたたきにけり」(斎藤茂吉 春泥 あらたま 大正5年)

「野蒜つむ擬宝珠つむただ生きむため」(加藤楸邨 野哭 昭和21年)

獺の祭6

今朝も、晴れています。
やや雲が多い朝です。
灰色の雲と白い雲です。
青空は、うっすらと、見えます。

日は射してきました。
薄日(うすび)です。
青い草が、少しずつ、生えてきました。
春の気分です。

きょうは、暦の上では雨水(うすい)です。
獺(かわうそ)の祭です。
なんでも、きれいに並べるのが獺の習性です。

昨日は、平昌の冬の五輪で、スピードスケートの小平奈緒が金メダルの快挙でした。
36秒94のオリンピック新記録でした。
短い時間の、感動を呼ぶレースに、日本中が喜びに湧きました。

白梅は、かがやくように咲いています。
白い莟(つぼみ)も、まだいっぱい、あります。
紅梅の花も、咲いています。
美しい梅の花です。

「萌いづる畦(あぜ)の青さは 寄せてくる潮のごとし 吾をめぐりて」(土屋文明 川戸雑詠三 山の間の霧)
「南吹きし一日(ひとひ)の夕べ 白梅のそのはつ花の すがすがとして」(土屋文明 川戸雑詠三 山の間の霧)
「温かに足の痛まぬ夕ぐれは 少しぼけ気味にて 散歩する」(土屋文明 川戸雑詠三 山の間の霧)

「獺(かわうそ)の祭に恥じよ魚の店」(蝶夢
「夢いくつ並べて消えて獺祭(うそまつり)」(斎藤翠)

寒雀14

今朝も、晴れています。
朝から、太陽は、照っています。
少しくが、多い朝です。
空気も冷たいです。
氷も張っています。
なかなか春になりません。

雀(すずめ)の声がします。
何羽かの雀が、椿の枝に、出たり入ったりしています。
何をしゃべっているのか、声だけはします。
雀は、すばらしい小鳥です。

年を重ねると、自然と直かに向きあえます。
雲を見、小さな草花を見、小鳥のさえずりを聞きます。
人生の醍醐味(だいごみ)に、やっと近づいているような感じです。
雀は、すばらしい小鳥です。

今まで長い間、何をしていたかと思います。
もっと早く、自然と直かに向きあうのを忘れていました。
雀は、すばらしい小鳥と、ようやく気づきます。

時々、地層の変化が知らされます。
これからも、地球は、変化するでしょう。
北極の熊や、南極のペンギンや、深海魚を見ると、立派に生きています。
すばらしい生き物です。
雀も、文明もなく、ちゃんと生きています。
人も、文明を離れて、生きる訓練が必要か、と思います。
雀は、すばらしい小鳥です。

「同じ巣に生れ出でたる子雀か 来たると去ると七羽離れず」(窪田空穂 庭雀 丘陵地 昭和31年)
「よきものぞ七十代はといひし師の こころ諾(うべ)なふ今にいたりて」(窪田空穂 老境 丘陵地 昭和29年)
「つく杖のたのむ心の深み来て 坂のぼる我の翁さびぬる」(窪田空穂 杖 明闇 昭和18年)

「雀の子地蔵の袖にかくれけり」(一茶 七番日記 文化11年)
「雀の子この世へ逃げに出たりけり」(一茶 七番日記 文化11年)
「雀とる罠(わな)の番して冬ごもり」(一茶 七番日記 文化14年)

冬尽く5

今朝も、よく晴れています。
青い空です。
雲は、白い薄い霞(かすみ)のような雲です。
冬が終わったような空気です。

朝から、太陽が、かがやいています。
あたたかな日になりそうです。
春の陽気です。
冬が終わったような空気です。

梅の花が咲いています。
紅梅も白梅も、見事な花をつけています。
梅は、やさしい花です。
冬が終わったような空気です。

杉の花も、ふくらんでいます。
茶色の花粉の房も、目立ってきました。
花粉を飛ばす時季も近いでしょう。
冬が終わったような空気です。

「ただひとり机のまへに坐ること ひと月にして冬去りにけり」(吉井勇 さるところに侘住居しける頃詠みける歌 人間経)
「このままに石になるべきここちしぬ 膝を抱きてもんを思へば」(吉井勇 人間経)
「こころやや荒しと思ふ夜は ひとり自らの偈(げ)を唱へぬるかな」(吉井勇 人間経)

「冬了る底知れぬものと思ひしが」(相生垣瓜人
「なほ纏ふ冬外套や梅の春」(日野草城 道明寺 昭和9年)
「日おもての花の眩しさ白梅は」(日野草城 道明寺 昭和9年)

水仙花20

今朝も、多摩地域は、晴れています。
青い空が見えます。
霞(かすみ)のような白いうすい雲です。
やさしい春の空です。

朝から、太陽が輝いています。
やわらかな日の光が射しています。
外気は少し冷たいようです。
やさしい日の光です。

水仙(すいせん)の花が、咲いています。
今までの水仙とは、やや姿が違うようです。
色は白く、まん中に黄色は同じです。
やさしい水仙の花です。

白梅の花がふえています。
紅梅の花は、満開です。
やさしい梅の花です。

やさしさに溢れて、生き物のお手本です。
人もまた、このように、やさしくなれたら、と思います。

「又の日まで我とおぼせと 水仙に想をこめて賜はりしかも」(山川登美子
「けふ七日座禅に梅の夜はあけて 水一掬ひ膝たてしとき」(山川登美子)

「おひつきてひくきもひらき仲よげに みかはすさまの水仙のはな」(山川登美子)
「かけひ水うすらひはりてとぢられし 星かと見えぬ水仙の花」(山川登美子)
「藁靴(わらぐつ)と草紙とならぶ二月(きさらぎ)の日なたの櫞(えん)の紅梅の花」(山川登美子)

「水仙や朝日のあたる庭の隅」(子規 明治27年)
「水仙にさはらぬ雲の高さ哉」(子規 明治28年)
「月落ちたり水仙白き庭の隅」(子規 明治29年)

紅梅20

今朝も、多摩地域は晴れています。
青い空です。
西の方は、うすい霞(かすみ)の空です。
東の空には、白い雲が浮かんでいます。

朝から、太陽が照っています。
やわらかな春の日の光です。
あたたかな春の日の光です。
そろそろ寒い冬は、終わりに近いかもしれません。

紅梅(こうばい)の花が、満開を迎えています。
ざっと数えて、500に近い花が開いています。
紅梅の花が咲きはじめたのが、ちょうど3週間前です。
なんという美しさか、感動あるのみです。
梅の花と共に生きる、喜びを感じます。
すばらしい美しさに、尊敬の念が湧いてきます。
地球の生き物として、梅の花を誇りに思います。

白梅の花も、ふえています。
きらきら、輝いています。
なんという美しさか、感動あるのみです。
梅の花と共に生きる、喜びを感じます。
すばらしい美しさに、尊敬の念が湧いてきます。
地球の生き物として、梅の花を誇りに思います。

「紅梅はかなしき花と語り居る 臣(おみ)の少女(をとめ)を 絵にかけるかも」(左千夫 紅梅 明治42年)
「紅梅の濃きくれなゐのなかなかに 物思(ものおも)ふ 色をつつみかねつも」(左千夫 紅梅 明治42年)
「こころなく咲くらむ花を 物思ふ 目に寂(さび)しみす紅梅のはな」(左千夫 紅梅 明治42年)

「紅梅や秘蔵の娘猫の恋」(子規 明治28年)
「山本に紅梅咲きぬ一軒家」(子規 明治28年)
「友禅の紅梅染むる戸口哉」(子規 明治29年)

白梅20

今朝も、多摩地域は、よく晴れています。
すばらしい青空です。
雲は、かすみのような白いうすい雲です。
遠い山々も、ぼんやり霞(かす)んでいます。

朝から、太陽が、かがやいています。
春の光です。
すばらしい日の光です。
青い空も白い雲も、春の日光も、人の免疫力を高めてくれるでしょう。
ありがとうと、感謝します。

白梅の花が、たくさん咲いています。
もう五十は、優に超えるでしょう。
すばらしい白梅の花です。
紅梅の花も、ほぼ満開に近く、咲いています。
白梅や紅梅の花も、人の免疫力を高めてくれるでしょう。
ありがとうと、感謝します。

平昌の冬のオリンピックで、一昨日、日本選手がメダルに輝きました。
高木美帆が千五百で銀、高梨沙羅がノルディック・ジャンプで銅、原大智がモーグルで銅でした。
三人の活躍に、日本のたくさんの人々が湧き、喜びました。
たくさんの人々の免疫力を高めてくれました。
ありがとうと、感謝します。

「あるじをば誰ともわかず 春はただ垣根の梅をたづねてぞ見る」(藤原敦家朝臣 垣根の梅をよみ侍りける 新古今集春)
「心あらばとはましものを梅が香に たが里よりか匂ひきつらむ」(源俊頼朝臣 梅花遠薫といへるこころをよみ侍りける 新古今集春)
「知るらめやかすみの空をながめつつ 花もにほはぬ春を嘆くと」(中務 二月まで梅の花さき侍らざりける年、よみ侍りける 新古今集春)

「紙燭して梅の中行く女哉」(子規 明治28年)
「女そぞろ梅折りなやむけしき哉」(子規 明治28年)

「梅を折る娘の顔や垣の上」(子規 明治28年)
「梅持って女乗りたる車かな」(子規 明治28年)

遠い山8

今朝も、多摩地域は、よく晴れています。
青い空が、ひろがっています。
美しい青です。
白い雲が、西の方に、あります。
美しい白です。

太陽が、朝から、照っています。
あたたかな日の光が、そそいでいます。
ありがたい日の光です。
やわらかな春の光です。

遠い山々々が、くっきり見えます。
雪で白い頂きが、威厳があるように感じます。
美しい山並みです。

昨夜は、星の空でした。
シリウスの星が青く輝いていました。
オリオン座の3つの星を斜め下に辿ると、ひときわ、光っています。
美しい星です。

「見るものを持たずゆくてに春の山」(飯田龍太 忘音 昭和43年)
「春の山夜はむかしの月のなか」(飯田龍太 今昔 昭和56年)
「仕事よりいのちおもへと春の山」(飯田龍太 遅速 昭和61年)

春寒し12

今朝も、多摩地域は、よく晴れています。
青い空です。
美しい青です。

白い雲が、所々に、浮かんでいます。
綿のような白い雲です。
軽そうな雲は、どんどん、流れていきます。
地上でも、強い空っ風が吹いています。
春寒し、です。
空気も、冷たいです。
風も、冷たい風です。

朝から、太陽が、照っています。
やわらかな日の光です。
ありがたい春の光です。

白梅の花が、咲いています。
もう三十以上に増えました。
ふふめる莟(つぼみ)は、まだ無数にあります。
花も莟も、梅は珠玉のようです。
紅梅の花も、咲いています。
もう六十以上に増えました。
この上ない美しさです。

「風吹けばをちの垣ねの梅の花 かは我が宿の物にぞありける」(清基法師 後拾遺集春)
「むめの花かばかり匂ふ 春の夜のやみは 風こそうれしかりけれ」(藤原顕綱朝臣 春風夜芳といふこころをよめる 後拾遺集春)
「梅が香をたよりの風や吹きつらん 春めづらしく君がきませる」(平兼盛 屏風のゑにむめの花ある家に をとこきたる所をよめる 後拾遺集春)

「茶をすする桶屋(おけや)の弟子の寒さ哉」(惟然
「こっぱなき朝の大工の寒さかな」(許六)(註)こっぱ=木っ端。

春の光12

今朝も、晴れています。
朝から、太陽が輝いています。
ありがたい日光が、そそいでいます。
あたたかな春の光です。
やわらかな春の光です。

白梅の花が、ふえました。
今朝は、もう十七、八輪も、咲いています。
まぶしいほど美しいです。
莟(つぼみ)も、いっぱいあります。
紅梅は、たくさん咲いています。
この優しさは、人の心を溶かします。
おだやかな春の日です。

「けふここに見に来ざりせば 梅の花 ひとりや春の風に散らまし」(大納言経信 金葉集春)
「梅が枝に風や吹くらん春の夜は 折らぬ袖さへ匂ひぬるかな」(前大宰大弐長房 金葉集春)

「梅一輪一輪ほどの暖かさ」(嵐雪
「梅咲いて庇柱(ひさしばしら)やもたれ物」(杉風
「むめ咲くや臼(うす)の挽木(ひきぎ)のよきまがり」(曲翠