小満6

今朝も、多摩地域は、晴れています。
うすい青空です。
きのうより、やや雲が多い朝です。

朝から、太陽が、照っています。
やさしい日光が、そそいでいます。
弱すぎず、強すぎない、日の光です。
やわらかな初夏の日射しです。

暦の上では、きょうから、小満(しょうまん)です。
5月5日の立夏より16日を「小満」と呼び、「万物(ばんぶつ)次第に長(ちょう)じて満(み)つる」意味だそうです。
この時季は、蚕(かいこ)が起きて、桑(くわ)の葉を食(く)う季節らしいです。

ウグイスが、きょうも近くで鳴いてくれます。
これほど、あたりの空気を爽やかにしてくれるものは少ないでしょう。
鬱陶(うっとう)しい気分も、いっぺんに晴れます。

白い雲が、だんだん、うすくなっています。
白い小さな蝶が、楽しそうに、舞っています。
青葉、若葉が、青空に映えます。
5月の「小満」のころは、年間を通じて、最も好い季節かもしれません。

今朝の東京の日の出は、4時32分、日の入りは午後6時43分です。
今では昼間が、14時間11分。2月5日の立春のころは、10時間33分でした。
3時間半も、昼が長くなっています。

「山葵田(わさびだ)に小満の水余りけり」(鈴木しげを)
「小満のみるみる涙湧く子かな」(山西雅子)
「小満や一雨ごとに森ふとる」(山下静湖)

柘植の花4

今朝(けさ)は、よく晴(は)れています。
すばらしく美(うつく)しい青(あお)です。
昨日(きのう)までの青とは、やや違(ちが)います。
まっ青(さお)な美しい空(そら)です。

朝(あさ)から太陽(たいよう)が、照(て)っています。
初夏(しょか)の日光が、注(そそ)いでいます。
美しい日の光です。

柿(かき)の若葉(わかば)、葡萄(ぶどう)の青葉(あおば)が、輝(かがや)いて、います。
すばらしく美しい緑色(みどりいろ)です。
柘植(つげ)の花が咲(さ)いて、います。
いつもより、少(すこ)し早(はや)い開花(かいか)です。
小さな、小さな薄黄緑(うすきみどり)の花です。
葡萄の花のように、小さな房(ふさ)になって、います。
もう少し経(た)つと、いっせいに、散(ち)り始(はじ)めます。

こういう花を見ていると、自然(しぜん)の生命(せいめい)は、優(やさし)さに満(み)ちあふれています。
自然の木(き)や草(くさ)の花々は、美しさに満(み)ちあふれています。
自然の木や草は、豊(ゆた)かさに満(み)ちあふれています。
人は、どんな時(とき)にも、ひとえに、自然の木や草の葉や花のおかげで、生きています。
自然の木や草に、どんなに感謝(かんしゃ)しても、感謝し過(す)ぎはありません。

「黄楊(つげ)の花ふたつ寄りそひ流れくる」(中村草田男
「花黄楊(つげ)や蜂おとなしく食ひこぼし」(島村元)
「うすうすと散り敷くものに黄楊(つげ)の花」(市川絹子)

蛍草

今朝も、多摩地域は、曇り空です。
すでに梅雨に、入ったような天気です。
雲が多い朝です。
薄日(うすび)は射しています。
東の空は、明るいです。
湿気が高いでしょう。

狭い庭には、雑草が、ボウボウに、茂っています。
背の低い草、背の高い草、名前を知らない草ばかりです。
薄い黄色の小さな花をつけた、わりあい背の高い草も生えています。
蛍草(ほたるそう)といわれる草のようです。

小さな柿の実が、なっています。
やわらかな白い柿の花が、実を結び始めたのでしょう。
涙が出るほど、感動します。

今朝も、ウグイスが近くで、鳴いてくれました。
他の何ものにも代(か)えがたい、絶妙な声とは、ウグイスの声です。
世の憂さも、ふっとんで、忘れられるような、美しい声です。
まことに心が洗われるような、妙なる声です。

空に雲が流れ、日が照り、風が吹き、雨が注ぎます。
草花が咲き、木に実がなり、蝶や蜂が舞い、小鳥が歌います。
地球は、広大で深遠です。
それにくらべ、人生は短いです。
80年間、地球上に生きても、3万日足らずです。
ほとんど何も見ず、聞かず、わからず、終わってしまいます。
人生は短いです。
時は過ぎます。
できる時に、できる事をしておくことでしょう。
全ては、自分の内部にある物語の実現かも知れません。
自分の頭の中にどんな物語を描くか。
外に何が起きても、自分の物語を実現しようとするのでしょう。
人生は短いです。
ほとんど何も分からないうちに、人生が終わってしまうのでしょう。

「蛍草のそのやさしさへ歩みをり」(加藤楸邨)
「鉄塔の一脚に触れ蛍草」(松本たかし)

「蛍草朝の渓流音を立て」(清崎敏郎)
「医に蘭と漢のありし世蛍草」(友岡子郷)

蝸牛21

今朝も、多摩地域は、よく晴れています。
青空は、うっすらと見えます。
雲が多い朝です。
日は射しています。

きょうも、暑い日になりそうです。
湿気が多い日です。
蒸し暑さを感じます。
急に暑くなって、体調を調節しなければなりません。

蝸牛(かたつむり)がいるよ」と家族が叫びました。
藤の木の幹の間に、中くらいの蝸牛が1匹、じっとしています。
例年より早く、蝸牛を目にしました。
心が救われたように、ほっとしました。

ウグイスが近くで、鳴いてくれています。
まことに、この上ない妙なる声です。
心が洗われるような、美しい声で鳴いてくれます。

白い小さな蝶が1匹、舞ってきました。
白いマーガレットの花の黄色の芯に、ちょっと止まりました。
熊蜂のような蜂も1匹、葡萄(ぶどう)の小さな小さな花の房に、飛んで来ました。
何か甘い匂いがするのでしょうか。
蝶や蜂や蝸牛のような小動物や、ウグイスのような小鳥がいてくれて、素晴らしい地球です。

「でで虫の葉の裏に居る重さかな」(渡辺啓二郎)
「でで虫の渦にはじまる宇宙かな」(中島玄一郎)

「幾山河越えて陽のさすかたつむり」(鍵和田秞子)
「這はざれば石の類(たぐい)よ蝸牛」(東良子)

夏の蝶7

今朝も、多摩地域は、晴れています。
雲が多い朝です。
青空は、見えません。

薄日(うすび)は、あります。
きょうの朝の気温は、摂氏20度近くありました。
日中の気温は、28度くらいに上がるようです。
きのうも、真夏のような気温でした。
天気の変化に、体調の調節が難しくなります。

柿(かき)の若葉、葡萄(ぶどう)の青葉が、あざやかです。
楓(かえで)の若葉や欅(けやき)の若葉が、美しいです。
小鳥が忙しく鳴いています。

蝶(ちょう)が舞ってきます。
夏の蝶です。
美しい色と模様のある揚羽(あげは)蝶も、舞ってきます。

葡萄の葉に、蜂(はち)が舞っています。
蝶も蜂も、色も姿も、美しいです。

「夏蝶や歯朶(しだ)ゆりて又雨きたる」(飯田蛇笏)
「ふらふらとカメラに入りぬ梅雨の蝶」(本田晶子)

昼顔12

今朝も、多摩地域は、よく晴れています。
美しい青い空が、ひろがっています。
雲は、白い雲です。

朝から、太陽が、かがやいています。
やわらかな日光が、そそいでいます。
美しい初夏の光です。

雑草の中に、昼顔(ひるがお)の花が、咲いています。
淡い紅色の朝顔に似た、美しい花です。
この時季に、かならず咲いてくれる、美しい花です。

青い空も、白い雲も、明るい日の光も、この上ない美しい自然です。
柿の青葉も、ぶどうの蔓(つる)も、かえでの若葉も、この上ない美しい自然です。
どくだみの十字の花も、クローバーの白い花も、ざくろの朱色の花も、昼顔の花も、この上ない美しい自然です。
こういう自然の中で、自然の移り変わりとともに生きるのは、この上ない幸いです。

「うち日さつ宮(みや)の瀬川(せがは)のかほ花(ばな)の 恋ひててか寝(ぬ)らむ昨夜(きそ)も今夜(こよひ)も」(万葉集巻十四3505)
「美夜自呂(みやじろ)のすかへに立てる貌(かほ)が花 な咲き出(い)でそね隠(こ)めて偲(しのば)む」(万葉集巻十四3575)(註)すかへ=砂丘。

「昼がほや日はくもれども花盛」(沾圃 続猿蓑)
「ひるがほや雨降りたらぬ花の貌」(智月 炭俵)

薫風4

今朝も、多摩地域は、よく晴れています。
青い空です。
美しい青です。
雲は,霞のような、薄い白い雲です。
朝から、太陽が照っています。
初夏の日光が、そそいでいます。

葡萄(ぶどう)の若葉、柿(かき)の青葉が、輝いています。
青葉、若葉が、あざやかです。
風が薫るような季節です。
すばらしい天気です。

蝶が舞ってきます。
夏の蝶です。
小さな蝶と、中くらいの蝶です。

「青のりに風こそ薫れとろろ汁」(蕪村 落日庵)
「耳目肺腸(じもくはいちゃう)ここに玉まく芭蕉庵」(蕪村 洛東芭蕉庵落成の日 落日庵)
(註)玉まく芭蕉=初夏のころ、堅く巻いた新葉を生じ、やがて伸びほぐれて葉を広くひろげる。蕉翁の俳諧精神のすべてをこの芭蕉の葉に包み込んで、芭蕉庵が完成した。(蕪村全集、講談社)

新緑9

今朝は、よく晴れています。
青い空が、ひろがっています。
美しい青です。
もくもく、夏のような白い雲が出ています。
美しい白が、もりあがっています。

新緑(しんりょく)が、青空に映(は)えます。
青葉、若葉が、かがやいています。
なんという緑でしょう。
人の免疫力を高めてくれます。

朝から、太陽が、照っています。
きょうは、きのうより、はるかに暑くなりそうです。
ウグイスが近くで鳴いてくれています。
すばらしい陽気です。

「あらたふと青葉若葉の日の光」(芭蕉 奥の細道)
芭蕉の俳句を思い起こすたびに、人の免疫力が高められます。
芭蕉の文学である俳句は、世界最高の文学です。

「新緑の雨に紅茶のかんばしく」(日野草城 昭和9年)
「新緑やうつくしかりしひとの老(おい)」(日野草城)

「新緑の庭よりもどり部屋暗し」(高木千秋)
「きょお!と喚(わめ)いてこの汽車はゆく新緑の夜中」(金子兜太)

小判草11

今朝も、多摩地域は、晴れています。
雲が多い空です。
西の方に、青空が、うっすらと見えます。
東の空も、やや明るくなっています。
薄日(うすび)も、射してきます。
風も、そよぎます。
柿(かき)の若葉、葡萄(ぶどう)の青葉が、ゆれます。

小判草(こばんそう)が、穂(ほ)を出し始めています。
小さな小判の形をした薄緑(うすみどり)の穂です。
振れば、カラカラ、音がしそうな鈴なりの穂です。
いつも、この時季に、庭の片隅に、咲く花の穂です。
白いマーガレットの花と一緒に、ゆれています。
美しい初夏の風景です。

「小判草小判まぶしき庭薄着」(清崎敏郎)
「みどりの穂こぼし初めたり小判草」(山田みづえ)

葡萄の花6

今朝も、多摩地域は晴れています。
美しい青空が、見えます。
五月晴れには、やや雲が多い朝です。
薄日(うすび)も、あります。
初夏の日光が、やわらかに注いできます。
五月の風も、さわやかです。

欅(けやき)の青葉、楓(かえで)の若葉が、キラキラ、かがやいています。

葡萄(ぶどう)の蔓(つる)や若葉が伸びています。
葡萄の葉の蔭に、葡萄の花が咲きだしました。
小さな小さな葡萄の花が小さな小さな房(ふさ)になっています。
葡萄の蔓は、二つに分かれて、フラフラ、先端が捕(つかま)る所を探しています。
葡萄の花も柘榴(ざくろ)の花も、大きくなって、大きな実になります。
柚子(ゆず)の花も檸檬(れもん)の花も、大きくなって、大きな実になります。
どこにこんな凄いエネルギーがあるのか、大きな生命力を感じます。
人も虫も動物も、これら植物のおかげで、生きていけます。
すばらしい五月の日です。

「老いてゆく恋人よ葡萄棚の下」(今井杏太郎)
「葉漏れ日の粒の不揃ひ葡萄園」(片山由美子)
「葡萄棚の笠紙さやぐ通り雨」(奈良比佐子)