沈丁花

今朝は、よく晴れています。
青い空が、ひろがっています。
雲は、霞のような薄い雲です。

朝から、太陽が、照っています。
暖かな日の光が、そそいでいます。
木の芽や草の芽が、日の光を浴びています。
生命の芽吹きを促し育てる春の日光です。

紅梅の花が、よく咲いています。
紅梅の花の暖かさは、何物にも代えられません。
人の免疫を助けてくれます。
ありがたい花です。

白梅の花も、よく咲いています。
珠玉のように、キラキラ、かがやいています。
はなやかな美しい白梅の花です。
ありがたい花々です。

散歩に出ると、沈丁花(じんちょうげ)の花が咲いて、います。
淡紅色の花です。
蕾(つぼみ)が、たくさん、あります。
春咲く花は、温かみがあります。
どれだけ人の免疫を助けてくれるか分かりません。
ありがたい花々です。

「沈丁華(じんちゃうげ)さき風なきにおのづから 遠き香かよふ頃となりたり」(佐藤佐太郎 星宿 昭和55年)
「かくのごと平和なる日のいくたびかありて やうやくわが世すぎゆく」(佐藤佐太郎 星宿 昭和55年)

「ひとときに咲く白き梅 玄関をいでて声なき花に驚く」(佐藤佐太郎 星宿 昭和55年)
「今年またわれの眼老いて花を見る 紅梅は色雨をいとはず」(佐藤佐太郎 星宿 昭和55年)

「沈丁に箒さはりて匂ひけり」(虚子
「沈丁の香の石階に佇(たたず)みぬ」(虚子 六百句 昭和18年)
「娘(こ)の部屋を仮の書斎や沈丁花(じんちょうげ)」(虚子 六百句 昭和19年)
「万の蕾が鏡中に澄む沈丁花」(柴田白葉女)

寒鴉11

今朝も、多摩地域は、曇り空です。
雲が、多い朝です。
外気は、冷たい朝です。

東の空が明るくなっています。
薄日(うすび)は、射してきそうです。
西の空は、ぼんやりしています。
遠い山々も、ぼんやりしています。

鴉(からす)が一羽、粟(あわ)の実を、つついています。
寒鴉(かんからす)です。
なんとなく淋しそうです。
雀は、逃げています。

鴉も雀も鵯(ひよどり)も、生き延びています。
人よりも、強い生き物でしょう。
文明を持たず、自然の中で、生きていて、立派です。

紅梅(こうばい)の花は、満開です。。
白梅(しらうめ)の花も、咲いています。
まことに美しい梅の花です。

「春風はふけどふかねど 梅の花さけるあたりはしるくぞありける」(源実朝 金塊集春)
「梅の花さけるさかりを 目のまへにすぐせる宿は春ぞすくなき」(源実朝 金塊集春)

「我が宿の八重の紅梅さきにけり 知るも知らぬもなべてとはなむ」(源実朝 金塊集春)
「咲きしよりかねてぞをしき梅の花 散りの別れは我が身と思へば」(源実朝 金塊集春)

「畦(あぜ)一つ飛び越え羽搏(はう)つ寒鴉」(虚子 五百五十句 昭和13年)
「我行けば枝一つ下り寒鴉」(虚子 六百五十句 昭和21年)

春の雨18

今朝は、多摩地域は、雨が降っています。
細かい雨です。
冷たい春の雨です。

青空は、見えません。
灰色の雲に、覆われています。
空気も冷たいです。

紅梅の花も、ぬれています。
白梅の花も、ぬれています。
蕾(つぼみ)も、開きません。

平昌の冬の五輪で、パーシュートの決勝でオランダに勝ちました。
オリンピック新記録の快挙です。
高木美帆、高木菜那、佐藤綾乃の三人が、金メダルです。

「軒下の紅梅の花にふりそそぐ 春雨さむし雪にかならむ」(赤彦 春雨 大正9年)
「雨のふるひと日炬燵に向かひゐて 詞(ことば)すくなき楽しみをもてり」(赤彦 春雨 大正9年)

「破(や)れ傘(がさ)を笑ひさしをり春の雨」(虚子 六百句 昭和16年)
「濡れてゆく女や僧や春の雨」(虚子 六百句 昭和17年)

余寒9

今朝は、多摩地域は、曇り空です。
空は一面、白い雲が張っています。
青空は、見えません。
薄日は、射す気配です。

外気は、昨日より、やや冷たいです。
余寒です。
遠い丹沢の山々が、ぼんやり見えます。
春になっても、こんな寒い日が、時々あります。

外気は冷たくても、春は、確かに来てくれます。
クロッカスの花が、咲きそうです。
山吹色の莟(つぼみ)が、3、4個、出ています。
春は寒くても、春の花は咲いてくれます。
犬ふぐりの花が咲きそうです。
小さな青い白い蕾(つぼみ)があります。
春は寒くても、春の花は咲いてくれます。

「春さむき人の噂も聴くものか 世と離(さか)り住む京のわび居に」(吉井勇 京の早春 天彦)
「世に遠く住むをわびしと思はねど 鬢の白むを寂しとぞする」(吉井勇 京の早春 天彦)

「やはらかに春の日射しとなりにけり 濡いろ見する庭石の艶(つや)」(吉井勇 京の早春 天彦)
「はじめての京のわび居の冬過ぎて 山茶花垣もあらけけらずや」(吉井勇 京の早春 天彦)

「炭の香の立つばかりなり春寒し」(日野草城 昨日の花 昭和7年)
「春寒や耳の見えざる髪に結ふ」(日野草城 昨日の花 昭和7年)
「春寒や竹の中なるかぐや姫」(日野草城)

野蒜8

今朝も、晴れています。
朝方は、冷たい空気でした。
今は、太陽が、輝いています。
あたたかな日の光が、そそいでいます。

青い草の色が、目立つようになってきました。
畑の隅に野蒜(のびる)も、少し出ています。
強い草です。
春を感じます。

日が射すにつれて、空気が温かになります。
犬ふぐりの花が咲きそうな暖かさです。
犬ふぐりの青い花が咲き出すと、もう春です。

日が射すにつれて、空気が温かになります。
犬ふぐりの花が咲きそうな暖かさです。
青い犬ふぐりが咲くと、もう春です。
待ち望む春を感じます。

「きさらぎのちまたの泥に おもおもと石はいぐるま行くさへさびし」(斎藤茂吉 春泥 あらたま 大正5年)
「きさらぎの雪消(ゆきげ)の泥のただよへる 街の十字(つむじ)に人つどひけり」(斎藤茂吉 春泥 あらたま 大正5年)
「きさらぎのちまたの泥に佇立(ただず)める 馬の両眼(りやうがん)はまたたきにけり」(斎藤茂吉 春泥 あらたま 大正5年)

「野蒜つむ擬宝珠つむただ生きむため」(加藤楸邨 野哭 昭和21年)

獺の祭6

今朝も、晴れています。
やや雲が多い朝です。
灰色の雲と白い雲です。
青空は、うっすらと、見えます。

日は射してきました。
薄日(うすび)です。
青い草が、少しずつ、生えてきました。
春の気分です。

きょうは、暦の上では雨水(うすい)です。
獺(かわうそ)の祭です。
なんでも、きれいに並べるのが獺の習性です。

昨日は、平昌の冬の五輪で、スピードスケートの小平奈緒が金メダルの快挙でした。
36秒94のオリンピック新記録でした。
短い時間の、感動を呼ぶレースに、日本中が喜びに湧きました。

白梅は、かがやくように咲いています。
白い莟(つぼみ)も、まだいっぱい、あります。
紅梅の花も、咲いています。
美しい梅の花です。

「萌いづる畦(あぜ)の青さは 寄せてくる潮のごとし 吾をめぐりて」(土屋文明 川戸雑詠三 山の間の霧)
「南吹きし一日(ひとひ)の夕べ 白梅のそのはつ花の すがすがとして」(土屋文明 川戸雑詠三 山の間の霧)
「温かに足の痛まぬ夕ぐれは 少しぼけ気味にて 散歩する」(土屋文明 川戸雑詠三 山の間の霧)

「獺(かわうそ)の祭に恥じよ魚の店」(蝶夢
「夢いくつ並べて消えて獺祭(うそまつり)」(斎藤翠)

寒雀14

今朝も、晴れています。
朝から、太陽は、照っています。
少しくが、多い朝です。
空気も冷たいです。
氷も張っています。
なかなか春になりません。

雀(すずめ)の声がします。
何羽かの雀が、椿の枝に、出たり入ったりしています。
何をしゃべっているのか、声だけはします。
雀は、すばらしい小鳥です。

年を重ねると、自然と直かに向きあえます。
雲を見、小さな草花を見、小鳥のさえずりを聞きます。
人生の醍醐味(だいごみ)に、やっと近づいているような感じです。
雀は、すばらしい小鳥です。

今まで長い間、何をしていたかと思います。
もっと早く、自然と直かに向きあうのを忘れていました。
雀は、すばらしい小鳥と、ようやく気づきます。

時々、地層の変化が知らされます。
これからも、地球は、変化するでしょう。
北極の熊や、南極のペンギンや、深海魚を見ると、立派に生きています。
すばらしい生き物です。
雀も、文明もなく、ちゃんと生きています。
人も、文明を離れて、生きる訓練が必要か、と思います。
雀は、すばらしい小鳥です。

「同じ巣に生れ出でたる子雀か 来たると去ると七羽離れず」(窪田空穂 庭雀 丘陵地 昭和31年)
「よきものぞ七十代はといひし師の こころ諾(うべ)なふ今にいたりて」(窪田空穂 老境 丘陵地 昭和29年)
「つく杖のたのむ心の深み来て 坂のぼる我の翁さびぬる」(窪田空穂 杖 明闇 昭和18年)

「雀の子地蔵の袖にかくれけり」(一茶 七番日記 文化11年)
「雀の子この世へ逃げに出たりけり」(一茶 七番日記 文化11年)
「雀とる罠(わな)の番して冬ごもり」(一茶 七番日記 文化14年)

冬尽く5

今朝も、よく晴れています。
青い空です。
雲は、白い薄い霞(かすみ)のような雲です。
冬が終わったような空気です。

朝から、太陽が、かがやいています。
あたたかな日になりそうです。
春の陽気です。
冬が終わったような空気です。

梅の花が咲いています。
紅梅も白梅も、見事な花をつけています。
梅は、やさしい花です。
冬が終わったような空気です。

杉の花も、ふくらんでいます。
茶色の花粉の房も、目立ってきました。
花粉を飛ばす時季も近いでしょう。
冬が終わったような空気です。

「ただひとり机のまへに坐ること ひと月にして冬去りにけり」(吉井勇 さるところに侘住居しける頃詠みける歌 人間経)
「このままに石になるべきここちしぬ 膝を抱きてもんを思へば」(吉井勇 人間経)
「こころやや荒しと思ふ夜は ひとり自らの偈(げ)を唱へぬるかな」(吉井勇 人間経)

「冬了る底知れぬものと思ひしが」(相生垣瓜人
「なほ纏ふ冬外套や梅の春」(日野草城 道明寺 昭和9年)
「日おもての花の眩しさ白梅は」(日野草城 道明寺 昭和9年)

水仙花20

今朝も、多摩地域は、晴れています。
青い空が見えます。
霞(かすみ)のような白いうすい雲です。
やさしい春の空です。

朝から、太陽が輝いています。
やわらかな日の光が射しています。
外気は少し冷たいようです。
やさしい日の光です。

水仙(すいせん)の花が、咲いています。
今までの水仙とは、やや姿が違うようです。
色は白く、まん中に黄色は同じです。
やさしい水仙の花です。

白梅の花がふえています。
紅梅の花は、満開です。
やさしい梅の花です。

やさしさに溢れて、生き物のお手本です。
人もまた、このように、やさしくなれたら、と思います。

「又の日まで我とおぼせと 水仙に想をこめて賜はりしかも」(山川登美子
「けふ七日座禅に梅の夜はあけて 水一掬ひ膝たてしとき」(山川登美子)

「おひつきてひくきもひらき仲よげに みかはすさまの水仙のはな」(山川登美子)
「かけひ水うすらひはりてとぢられし 星かと見えぬ水仙の花」(山川登美子)
「藁靴(わらぐつ)と草紙とならぶ二月(きさらぎ)の日なたの櫞(えん)の紅梅の花」(山川登美子)

「水仙や朝日のあたる庭の隅」(子規 明治27年)
「水仙にさはらぬ雲の高さ哉」(子規 明治28年)
「月落ちたり水仙白き庭の隅」(子規 明治29年)

紅梅20

今朝も、多摩地域は晴れています。
青い空です。
西の方は、うすい霞(かすみ)の空です。
東の空には、白い雲が浮かんでいます。

朝から、太陽が照っています。
やわらかな春の日の光です。
あたたかな春の日の光です。
そろそろ寒い冬は、終わりに近いかもしれません。

紅梅(こうばい)の花が、満開を迎えています。
ざっと数えて、500に近い花が開いています。
紅梅の花が咲きはじめたのが、ちょうど3週間前です。
なんという美しさか、感動あるのみです。
梅の花と共に生きる、喜びを感じます。
すばらしい美しさに、尊敬の念が湧いてきます。
地球の生き物として、梅の花を誇りに思います。

白梅の花も、ふえています。
きらきら、輝いています。
なんという美しさか、感動あるのみです。
梅の花と共に生きる、喜びを感じます。
すばらしい美しさに、尊敬の念が湧いてきます。
地球の生き物として、梅の花を誇りに思います。

「紅梅はかなしき花と語り居る 臣(おみ)の少女(をとめ)を 絵にかけるかも」(左千夫 紅梅 明治42年)
「紅梅の濃きくれなゐのなかなかに 物思(ものおも)ふ 色をつつみかねつも」(左千夫 紅梅 明治42年)
「こころなく咲くらむ花を 物思ふ 目に寂(さび)しみす紅梅のはな」(左千夫 紅梅 明治42年)

「紅梅や秘蔵の娘猫の恋」(子規 明治28年)
「山本に紅梅咲きぬ一軒家」(子規 明治28年)
「友禅の紅梅染むる戸口哉」(子規 明治29年)