白桃6

今朝も、晴れています。
まだ暑い日射しはありません。
風が、さわやかです。

東には、青い空が、少し見えます。
西の方は、やや雲が多いです。
きょうも、暑くなる予報です。

白桃が、旨いです。
美しい、贅沢な果実です。
まことに、最上の味わいです。

時季が、限られているでしょう。
こんなにも立派で、こんなにも美しい果実を味わえるのは、無上の幸せです。
この上ない自然の恵みを感じます。
今朝も、うぐいすが来て、啼いてくれました。

「暑き日の午後になりたるひとときを 蚊遣の(かやり)のけむり外にいでゆく」(斎藤茂吉 白桃 昭和8年)
「ただひとつ惜(を)しみて置きし 白桃(しらもも)の ゆたけきを吾は食ひをはりけり」(斎藤茂吉 白桃 昭和8年)

「ひとりして比叡(ひえい)の山をわれ歩(あゆ)み あかつき闇(やみ)に啼くほととぎす」(斎藤茂吉 比叡山上の歌 白桃 昭和8年)
「あかつきのくら山道に起(お)きありく 加行(けぎゃう)の僧(そう)をわれ驚きつ」(斎藤茂吉 比叡山上の歌 白桃 昭和8年)

「何に起きゐて白桃を夜半食らふ」(森澄雄 花眼)
「満ちめしひたり白桃をひとつ食ひ」(森澄雄 花眼)
「磧(かわら)にて白桃むけば水過ぎゆく」(森澄雄 花眼)

初蝉12

今朝も、晴れています。
朝から、太陽が、かがやいています。
暑い日光が、そそいでいます。
夏の日射しです。
青い空です。
白い雲が、浮かんでいます。

今朝、蝉(せみ)が鳴きました。
初蝉(はつぜみ)です。
ずいぶん、はっきりした声で、鳴きました。
昨年も、今ごろ、初蝉の声を聞いています。
夏が来れば、必ず蝉が生まれて来ます。
やはり神様は、いると思いました。

ふしぎにも、うぐいすが、まだ啼いてくれます。
うぐいすの妙なる声を聞くと、やはり神様がいると感じます。
白い小さな蝶(ちょう)が、舞っています。
蝶を見ると、やはり神様は、いると思います。

「水の音にあつさ忘るるまとゐかな 梢の蝉の声もまぎれて」(西行法師 水辺納涼といふことを、北白河にてよみける 山家集夏)
「けふもまた松の風ふく岡へゆかむ 昨日すずみし友にあふやと」(西行法師 木蔭納涼といふことを、人々よみけるに 山家集夏)

「初蝉の目見えに鳴くか如来(にょらい)堂」(一茶 七番日記)
「初蝉や人松陰をしたふ比(ころ)」(一茶)

冷汁

今朝も、晴れています。
青い空が、見えます。
美しい青です。
白い夏の雲です。

朝から、太陽が照りつけています。
強い日射しです。
きょうも、暑い日になりそうです。
青い柿の実が、ふくらんでいます。

こういう暑い日は、冷汁(ひやしじる)が旨いです。
みそ汁も、そうめん汁も、冷たく冷やした汁が最適です。
豆腐(とうふ)も、油揚(あぶらげ)も、冷えたのが、旨いです。
茗荷(みょうが)も、舞茸(まいたけ)も、旨いです。

「星の王子さま」の岩波文庫が、出ました。
絵も、美しい色刷りです。
白い紙も、やや厚めです。
暑い日に、すばらしい清涼感を与えてくれる、美しい文庫本です。

「そびえたる白雲の中に いくたびか昼の雷鳴る 雨の降らぬに」(斎藤茂吉 暑き日 白き山 昭和21年)
「稲の花咲くべくなりて 白雲は幾重の上に すぢに棚びく」(斎藤茂吉 暑き日 白き山 昭和21年)

「馬追は宵々鳴くに 昼なかば 老いたるこの身たどきも知らず」(斎藤茂吉 暑き日 白き山 昭和21年)
「七十(ななそぢ)の齢越さして 岡の大人(うし) いかにかいますこの暑き日に」(斎藤茂吉 暑き日 白き山 昭和21年)

「冷汁あるじの僧のゆかしさは」(蕪村
「中座せし父のそれきり冷し汁」(宇佐美魚目)

梅雨明け6

今朝は、晴れています。
昨日は、午後、夕立がありあした。
雷が鳴り、強い雨が降りました。

今朝は、青い空が、見えます。
雲は、うすい白い雲です。
関東は、今日あたり、梅雨(つゆ)があけるという予想です。

今年は、異常気象のようです。
これから暑い日が続くそうです。
ところどころで、集中豪雨があるようです。

宇宙(ユニバース)は、一つでないそうです。
宇宙が幾つもある「マルチバース」ということです。
それらの宇宙は、われわれの宇宙とは全く違うらしいのです。
重力や磁力も、違うのでしょう。
重力がなければ、地球を離れて、宇宙に出た時のように、テーブルに物が置けません。
何でもかんでも、空中を舞います。

太陽系の宇宙にも、水がない星が沢山あります。
水がなければ、草木も魚介も、いないでしょう。
水がなければ、雨もないでしょう。
日本人は、雨が好きです。

梅雨が明けて、虫が鳴いています。
蝉(せみ)が鳴いているのかもしれません。
白い小さな蝶が、舞っています。
さっき、うぐいすが、啼いてくれました。
暑い日射しです。

「米(こめ)を縁(えん)がはに干(ほ)せば 米の虫(むし)いくつも出でて逃ぐるを見てゐる」(斎藤茂吉 七月二十二日 続山中漫歌 霜)
「みなぎりて雨ふるときに きのふより昆虫(こんちゅう)は壁(かべ)につきしままなる」(斎藤茂吉 七月二十二日 続山中漫歌 霜)

「雲はうて梅雨あけの嶺遠からぬ」(飯田蛇笏
「座像立像一千一体梅雨あがる」(砂山節子)

熱帯夜4

今朝も、晴れています。
雲が多い朝です。
青空は、見えません。
薄日は、あります。

朝の気温も、きのうより、やや下がっています。
昨夜も、多摩地域は、熱帯夜(ねったいや)でした。
寝苦しい夜でした。
夜中でも、窓は、明け放しておきます。
朝は、早起きになります。

今朝も、さっき、うぐいすが、少し啼いてくれました。
今年は、遅くまで、啼いてくれます。
まことに、美しい妙なる声です。
どんな音楽よりも、人の心を癒(いや)してくれます。

「書(ふみ)のうへに黴(かび)ふきながら 山中は霧にくらみぬきのふも今日(けふ)も」(斎藤茂吉 七月十八日 続山中漫歌 霜)
「山をおほひ雨のするどく降るときは 鴬らいづこに隠(かく)ろひ居(を)らむ」(斎藤茂吉 七月二十日 続山中漫歌 霜)

「木星が彗星を飲む熱帯夜」(有馬朗人
「熱帯夜こむら返りに目の覚めて」(田所節子)

冷奴4

今朝も、晴れています。
青空は、うっすらとしか見えません。
雲が多い朝です。
うすい白い雲に、おおわれています。
薄日(うすび)は、射しています。
湿度が高いです。

日本の典型的な夏の到来です。
こういう高温多湿の夏を、日本人は、様々な工夫をして、1500年以上も、過ごして来ました。
庇(ひさし)も、天井(てんじょう)の高さも、縁側(えんがわ)も、簾(すだれ)も、家の造りが、涼しさを作ります。
風鈴(ふうりん)も、水琴窟(すいきんくつ)も、鹿威(ししおど)しも、涼しさの演出かもしれません。

食べ物は、冷奴(ひややっこ)です。
簡単明瞭な食べ物です。
葱(ねぎ)、生姜(しょうが)、鰹節(かつおぶし)を添えます。
少しの醤油(しょうゆ)を垂らします。
茗荷(みょうが)があれば、それで、十分です。
夏の旨い食べ物です。

「夜もすがら寐ぐるしくして居たりけり 今年の強羅しづごころなく」(斎藤茂吉 箱根強羅 つきかげ 昭和25年)
「衰へてわが行けるとき 箱根なる強羅の山にうぐひす啼くも」(斎藤茂吉 箱根強羅 つきかげ 昭和25年)
「山鳩がおもひだしたる如く啼く 強羅の山に静かにし経(へ)む」(斎藤茂吉 箱根強羅 つきかげ 昭和25年)

「冷奴いつも通りにいつもの客」(鈴木真砂女
「冷奴食(た)ぶ晩節をいとほしみ」(大川つとむ)

胡瓜11

今朝も、晴れています。
青い空も、少し見えます。
白い雲が多い朝です。

多摩地域の朝の気温は、摂氏24度です。
日中は、摂氏34度に上るそうです。
夜も、暑さは残ります。

胡瓜(きゅうり)が旨い季節です。
青い胡瓜に、柚子(ゆず)味噌をつけて、食べます。
瓜もみも、いけます。
瓜は、体温を下げてくれるそうです。
瓜は、体温を下げてくれるそうです。
西瓜やメロンはもちろん、苦瓜(にがうり)も、南瓜(かぼちゃ)も、旨いです。
夏は、何瓜でも、瓜が旨い季節です。

「夏の夜の朝あけごとに伸びてある 夕顔の果(み)を清(すが)しむ我は」(赤彦 夏もなか 大正12年)
「露に霑るる夕顔の果(み)は青々し 長らかにして香ひさへよし」(赤彦 夏もなか 大正12年)
「夕顔は煮て食(たう)ぶるにすがすがし 口に噛めども味さへもなし」(赤彦 夏もなか 大正12年)

「いま買ひし花付胡瓜今かじる」(小澤實)
「夜は静かなりしむかしの青胡瓜」(飯田龍太 今昔 昭和55年)

蟻13

今朝も、多摩地域は、晴れています。
青い空が、見えます。
白い雲も、見えます。

朝から太陽が、カンカン、照っています。
強い日射しが、ギラギラ、です。
きょうも摂氏33度を超える、暑い日になりそうです。

小さな蟻(あり)が、十数匹、あちこち、走り回っています。
炎天下、忙しそうに、走りまわっています。
何を急いでいるのか、足が速いです。
食べ物を探しているのでしょう。
蟻は暑さを感じないのかな、と覆います。

白い小さな蝶(ちょう)が、2匹で、舞っています。
蝶も暑さを感じないのか、と思います。
美しい、生き物たちです。

「人里はちかくにあれど 谷の戸を杉のとざして 寂(しづか)なる寺」(中村憲吉 杉林奥の寺 永平寺の夏 昭和2年)
「谷の入りふかからずして田畑あり 大禅院(だいぜんゐん)のもちてこもれる」(中村憲吉 杉林奥の寺 永平寺の夏 昭和2年)

「ころも著(き)てあはれなるかな 山門(さんもん)へ 野良(のら)の作務(さむ)より僧かへりけり」(中村憲吉 杉林奥の寺 永平寺の夏 昭和2年)
「志比谷(しびたに)の大禅院(だいぜんゐん)にきて 薪水(しんすゐ)のいとなみもする 修業僧(しゅげふそう)あはれ」(中村憲吉 杉林奥の寺 永平寺の夏 昭和2年)

「墓の前強き蟻ゐて奔走す」(西東三鬼
「一匹の蟻が来てゐる急いでゐる」(日野草城

みそはぎ13

今朝も、晴れています。
青い空です。
美しい青です。
白い雲が、うかんでいます。
美しい白です。
この青、この白だけでも、すばらしいです。

今朝も、朝から、太陽が、ギラギラ、です。
強い夏の日射しです。
きょうも、暑くなりそうです。

みそはぎの花が咲き出しました。
赤い小さな花の穂です。
何か、みずみずしい感じをくれる花です。

外を歩くときは、日蔭を求めて歩きます。
木蔭が一番、涼しい感じです
生い茂る葉の木々があってこそ、人は生きていけます。

「繁山のしげりて黒き愛鷹(あしたか)の 峰のとがりの夏の色濃き」(若山牧水 雑詠 山桜の歌 大正10年)
「ゆきあひてけはひをかしく立ち向ひ やがて別れてゆく子蟹かな」(若山牧水 雑詠 山桜の歌 大正10年)
「籬木槿(かきむくげ)むらさきに咲く裾野村 石ころ路を日暮下れり」(若山牧水 裾野村 山桜の歌 大正10年)

「わが四十溝萩咲くと見て過ぎぬ」(岸風三楼)
「千屈菜(みそはぎ)の水漬(みづ)きて咲くは濃かりけり」(坂泰子)

夏木立7

今朝も晴れています。
青い空です。
白い雲です。

雲は、時々刻々と、姿を変えます。
青空を、キャンバスにして、描かれた絵のようです。
見ていて、見飽きることはありません。
まことに、雲(くも)は、天才です。

朝から、太陽が、ギラギラ、照りつけています。
夏の日射しです。
木々の葉が、キラキラ、輝いています。
きょうも、暑い日になりそうです。

柿(かき)の木が、葉が茂り、青い実をつけています。
欅(けやき)も、葉を茂らせています。
木々の葉が、青々としています。
夏木立(なつこだち)です。
まことに、美しい夏の景色です。

「山に入りわがあゆむなべに 森林(しんりん)の樹木(じゅもく)の幹のいりみだれ見ゆ」(木下利玄 日のかげり 紅玉)
「山鴉ころころのどをなたしつつ 梢になけりこれは朴の木」(木下利玄 日のかげり 紅玉)

「先(まづ)たのむ椎の木もあり夏木立」(芭蕉 猿蓑)
「木に眠る法師が宿や夏木立」(蕪村